家具について

家具を選ぶときの決め手

新生活がはじまる季節は、新しい家具を探す方も多いですね。棚やソファーなど長く使うものは、せっかくならこだわって自分好みのものをそろえたい方も多いと思います。

部屋の広さや、生活スタイルで必要な家具も変わってきます。部屋のテイストが決まる重要な要素にもなるため、家具選びは決め手がないと大変ですよね。

木製家具はどんなテイストにも合わせやすく人気があります。昔からある茶箪笥やちゃぶ台なども、機能的でシンプルなデザインが注目され始めました。

北欧家具が人気の理由

昔から日本人の生活に寄り添ってきた木製家具。

広々としたスペースがとれない日本の生活には、機能的でシンプルなデザインが好まれます。

最近人気がある北欧家具は、日本人好みのシンプルで無駄のないデザインです。それだけでなく、細かいところに日本と違ったデザインが取り入れられており、親しみやすさのなかにも斬新な印象があります。

たとえば日本の家具にはあまり使われてこなかった色や、曲線を取り入れているフォルムが、シンプルなデザインにあたたかみを与えています。

また、木目や木そのものの素材を活かしたデザインは、使うたびに味わいが出てくるので家具を長く使っていくことで変化を楽しむことができます。

機能性だけでなく、部屋にぬくもりを与えてくれるデザインが人気の理由です。

知られていない日本人のこだわりの家具

日本でも機能性だけでなく、空間に癒しを与えるために作られた家具があります。

村野東吾のスワンチェア。

最近は復刻版も作られているので、見たことがある方もいるかもしれません。

大き目の円形のクッションと低い座面が特徴的でとても愛らしいフォルムをしています。

座面の大きさや背面の高さ、脚の短さなど、すべてが気持ち良くくつろげるためにデザインされています。

カジュアルに見えるチェアですが、実はホテルのロビーラウンジで使用するために作られました。

なぜ今復刻されたのか

スワンチェアが作られたのは1978年。

日本には団地が多く建ち始め、シンプルなデザインが好まれた時代です。

村野は、建築家です。彼のつくった建築物は有機的なデザインが多く、シンプルが求められた時代には異質とされていました。

また、彼は建築物に合わせて家具もデザインしたトータルコーディネーターです。

スワンチェアは、箱根プリンスホテル(現 プリンス箱根)を設計した際に、ロビーラウンジに設置する為にデザインされました。

一見、格式の高いホテルで使用するとは思えないデザインです。

しかし、村野のスワンチェアは、訪れた人々にくつろぎと癒しを与え魅了してきました。

スワンチェアを置くことで、ロビーラウンジは高級感があるだけでなく、心地良い空間になったのです。

人が気持ち良くくつろぐことができるスワンチェアは、そのデザイン性の高さに再注目されています。

人々が落ち着ける、使い心地が良い空間を作り出す為に、時代の流行よりも自分の信念を重視した村野のデザインは今でも多くの人々に愛されています。

こだわりの家具で自分らしい生活スタイル

家具を選ぶときに大切なのは、自分がどのようなデザインや空間を心地良いと思うかをしっかりと認識しておくことです。

くつろぐためには大きなソファーが必要だと考える人がいるかもしれません。

しかし、スワンチェアのように使う人の心地良さを考えられて作られたものは、大きな面積はなくともくつろぎと癒しを与えてくれます。

みんなで一緒に使うことはできないかもしれませんが、一人でくつろげる場所が自宅にあることはとても贅沢なことです。

北欧家具や村野のデザインだけでなく、細部までこだわって作られた家具は探してみるとたくさんあります。

家に帰るたびに癒されるような、自分らしいスタイルにあったデザインと出会えることは、生活を豊かにできるチャンスです。

長く使う家具、こだわることは素敵な時間を楽しむことにつながります。

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